社畜のはりきり朝ごはん

社畜なのにがんばって朝ごはん作るよ!ホントだよ!炊飯器でカレーとか作るんだよ!٩( 'ω' )و

ししとうをめぐる冒険、あるいはピーマン妄想物語。

山形からやってきた(田舎者の)友達が実家で取れた!ってんでお野菜をくれました☆

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わお!すごい!(*゚∀゚)=3

茄子と!・・・えーと、茄子と・・・茄子と・・・???


ぴ、ピー・・・いや、ししとう?ししとうかな、ししとう・・・だよね。ししとうでいんだよね。うんうん、ししとう、ししとうだこれ。ピーマンにしては小さいもんね。でもししとうにしては大きいよね。でもししとうかなー。


で、これを使って我が家の定番簡単ぴー料理、茄子とししとうのじゃこ炒めを作ろうと思ったんだけど、なんで山形の畑で採れたししとうが東京の一人暮らしのサラリーマンの家で茄子と炒められようとしているのか、考えてみたら不思議だよね。

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切ってみるとピーマンに見えるの


きっとこのししとうは山形のししとう畑でもすごいエリートししとうだったんだろうな。でさ、多分山形のスーパーじゃなくてもっと大きい世界で自分を試したくなったんだよきっと。


ピーマンに、なりたくてさ。


「地元どこのスーパーにするー?(*´∀`*)」「えーあたしエーコープー(o'∀`o)-☆」とかみんながいう中、そいつは放課後進路指導の先生んとこに一人で相談しに行ったりしちゃうわけ。

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茄子とししとうをみじん切りにします

しし太郎「やっぱ・・・ピーマン大学は学費高いな・・・」


でさ、しし太郎の幼なじみがそれを見つけちゃうんだよね。


しし子(*゚∀゚)=3「ねえねえ、しし太郎もしかしてピーマン試験受けるんでしょ!」


二人は小さい頃から苗も近かったから、光合成の度に顔を合わせてたし、小さい頃はマグアンプ(追肥)を取り合ってケンカしたり、間引き試験勉強とかいっしょにしててすごく仲がいいんだよね。だけどしし子はやっぱり地元の畑が好きだったから東京とか遠い世界に聞こえちゃうんだ。


しし太郎(`・ω・´)「そんなんじゃねえよ」


しし太郎もそれを知ってたからピーマン試験のことはしし子に言えないまま高三の夏が終わろうとしてて。


しし子(*´∀`*)「いいよ、隠さなくたって、しし太郎昔っからピーマンになりたいって言ってたじゃん」


しし太郎(`ヘ´#)「・・・言ってねえよ」



しし子はしし太郎の気持ちをよくわかってるからこそ、それを打ち明けてくれないしし太郎のことがもどかしくって、しし太郎もプライドがあるから素直になれないまま、二人の残された時間だけがいたずらに減っていくのです。


たぶん、しし子の方が少し大人だったのでしょう。このままじゃいけない、という気持ちからしし太郎にいろいろちょっかいを出すのですが、しし太郎も余裕が無いのと、自分の本当の気持ちに気づいていないのとで、どうしても反発してしまいます。


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鍋に油をひいて炒めていきましょう


しし太郎ヽ(#`Д´)ノ「うっせーな、もういいから俺のことはほっとけよ!俺の気持ちは1ピコミリグラムだってしし子にはわかんねえよ!」


この、何の気無しに放った一言が、張り詰めていたしし子の心を大きくえぐってしまうのです。


しし子ヽ(.◕ฺˇд ˇ◕ฺ;)ノ 「何よ!しし太郎のバカ!いじっぱり!しし太郎なんて、もう知らない!」


走り去るしし子。ため息をつくしし太郎。ハッピーエンドを迎えるには、二人はまだあまりにも幼かったのだ。あるいはこのときしし太郎がしし子の事を追いかけていたのなら、二人の未来はまた違った結末を迎えたかもしれません。二人の気持ちは、いつも1ピコミリ度だけズレていました。


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たっぷりの干しえびを放り込みます

翌日、出荷選別へ旅立つしし太郎の前に、しし子は現れませんでした。しし太郎は、最後にしし子に会えなかった寂しさの理由が分からなくて、いらだちや不満といった感情に置き換わってしまいます。


しし太郎「なんなんだよあいつ・・・」


しし子に渡したかった手紙を拳の中で握りつぶす、しし太郎。最後の最後、別れの瞬間を自覚して初めて、しし太郎は自分の気持ちに気がついたのでした。そうです。1ピコミリ秒だけ、遅かったのでした。


実はその頃しし子は高熱を出し病院に運ばれていました。心配をかけまいと連絡をしていなかったのですが、しし子はしし太郎に作ってあげるお弁当の材料を取りに蔵王山の山頂で吹雪に見舞われてしまったのです。


しし子(´;ω;`)「東京に行ったって・・・忘れないで欲しいよ・・・」


なんという運命の皮肉か、7日8晩熱でうなされたしし子は一命は取り留めたものの、しし太郎に関する全ての記憶を1ピコミリカロリー残らず失ってしまいます。



一方しし太郎はしし子の気持ちに気づけないままピーマン試験に見事受かり、東京にやってくるのでした。しし子にまつわる思い出を、忘れようとしながら。



皮肉にも、あんなに寄り添っていた二人の気持ちからお互いの記憶が失われようとしていたのでした。

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味付けはめんつゆのみ


しし子は長い入院生活の後、根が努力家だったのでしょう。驚異的な回復力を見せ、今ではししとう幼稚園で小さいししとうの世話をして働いていました。ですがたまに、「ピーマンになりたい!」という子供の夢を聞くと、頭のどこかをコツンと叩かれている感覚に襲われます。



アタシには、思い出さないといけない何かがある・・・?


1ピコミリバイトの思い出が、しし子をせっつくのですが、それが何なのか今のしし子にはわからないのでした。





そして、事件は起きました。

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はいでけたー。茄子とししとうのじゃめんつゆ炒め。めちゃ簡単


次回予告!

1ピコミリメートルのすれ違いのために破滅的な距離ができてしまったしし太郎としし子!二人の気持ちをつなぐのは、1ピコミリのあれ、だった!次号!秒速1ピコミリ円稼ぐ男!とんでもないどんでん返しと伏線の回収、社会派な風刺に富む壮大なオチ!感動の巨編はついにクライマックスへ!

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今日はこれ一品。

まさかそんなことが起きるなんて・・・!

あっと驚く後編から、目が離せないぞ!こんな記事呼んでる暇があったら早く寝なさい!

もういい・・・休めっ・・・!

俺も・・・もう寝ろっ・・・!


なんやししとうて